よくかめるようになりたい

 生涯を健康で若々しく豊かに過ごすための秘訣は「よく噛んで、よく笑う」ことです。歯があってよく噛んでいる15種23個からなる頭蓋骨は、骨髄が緻密で重量も重く、大理石のように輝いています。一方、すべての歯が失われ噛む刺激が伝わらなくなった頭蓋骨は骨質が海綿状に脆く、軽石のようにスカスカになって重量も有歯顎の半分以下になり骨粗そう症になってしまいます。
 現在の超高齢社会においては、老人性痴呆が大きな問題となっています。しかし予防法が歯科にはあります。「よく噛むこと」は唾液の分泌をよくし、胃腸の働きを促すとともに、アゴの運動が活発になると血液をポンプのように汲み上げ、脳への血流をよくし、脳を活性化させボケにくくします。ボケている人の多くは、歯がないか、あっても良く噛めない、または、趣味がないという、身体的にも精神的にも刺激が無くなっている状態です。
 刺激のない状態は、目と口が醸し出す表情の中で最も幸福感を感じさせる美しい表情である「笑顔」もなくしてしまいます。「よく笑うこと」は自己免疫力が高められ、健康にもつながります。

 一生涯健康で心豊かな生活を過ごすためには、“よくかむ”ことがとても大切なのです。
 噛めない原因は痛みによるものを除くと大きく分けて二つあります。歯並びや歯の形がわるいために「噛みあわせが悪い」場合と、「歯がないことによる」場合です。ここでは歯が欠損している場合のさまざまな修復方法を説明します。

 あなたの歯を本当に生かすのはあなた自身であり、そして健康維持増進のためには良きアドバイザーとしてのホームドクターを得ることが大切です。さあ、今からしっかり噛みしめ生きがいのある生活をスタートしましょう。

 

 固定式義歯(ブリッジ)

歯を抜けたままにしておくと、見た目が悪いことや食べにくくなるといった直接的な影響より、残りの歯に負担をかけたり、歯が傾いたり、噛み合わせが狂うこともあり、口全体の健康を損なうことになります。
この場合、ブリッジで歯をつなぎとめる治療だけでは不十分で、歯を失う前の正しい噛み合わせに戻す必要があります。
噛むことを中心に強度の強い材料を使用して、元どおりに噛めるようにすることと、審美的にも美しくし歯と歯のバランスも保つことが大切です。

前歯部のブリッジの例

術前

形成後

人工歯

術後

 

 義歯(入れ歯)

多くの歯が欠けたり、抜け落ちて食べるのに不自由していませんか?
抜け落ちた部分は顎の歯肉で噛む力を支える、入れ歯(義歯)が必要です。
そのまま放置すると全体の噛み合わせが狂ったり、口が開きにくくなったり、顎の周囲が痛くなったりすることもあります。
噛めるようになるには、歯と顎や口全体の健康を保つためにも、入れ歯(義歯)をすることが大切です。

部分入れ歯
術前 術後

総入れ歯
術前 術後

オーバーデンチャー
術前 術中 術後

 上下のすべての歯が失われて顎の垂直的距離が短くなり口元が乱れ、顔の筋肉がたるみ、皮膚はシワが深く大きくなり、義歯が合わなく痛くてよく噛めないなど様々な問題があっても諦めずもう一度、「痛くなく、よく噛めて、落ちない、動かない、見た目のいい、長持ちする」という機能的、生理的に調和した形態を有し、かつ審美的要素をも十分考慮した個性的で、喜怒哀楽の豊かな表情を回復できる人工臓器-総義歯を装着して、若さを保つ基本である「食べること」「人と会うこと」「話すこと」「歌うこと」が自然に楽しくなる積極的で前向きな人生(Q.O.Lの向上)を送りましょう。

 

 インプラント

入れ歯(義歯)を使うと異物感があり、おいしく物が食べられない。
インプラント治療は自分の歯があったときのようによくかめるようになる新しい治療方法です。
今までの治療方法では解決できなかった患者さんの悩みを解決してくれる治療方法です。

インプラント(前歯の例)
術前
術後

 

インプラント(奥歯の例)



術前

上顎治療後

下顎治療後

術後


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