ニューズレター

2003年2月号より

国際審美学会報告

2002年AAED/IFED Joint Meetingに参加して
 IFED日本歯科審美学会代表
 新潟大学歯学部附属病院総合診療部 福島正義

 ニューヨークでのテロ事件のために1年延期されていた第3回IFED大会がDr. Ronald E Goldstein およぴDr. Philippe GallonのCo-Presidentのもとで2002年10月3日から5日の3日間、ワシントンDC郊外のバージニア州アーリントン市のハイアットリージェンシー・クリスタルシティで開催された。ヨーロッパ歯料審美学会(EAED)主催の第1回設立大会(フローレンス、イタリア、1994年)、日本歯科審美学会(JAED)主催の第2回大会(京都、1997年)に続いて、アメリカ歯科審美学会(AAED)が第3回大会のホストとなりAAED年次大会との併催の形で行われた。今回で3つのIFED設立メンバー(EAED,JAEDおよびAAED)のホスト役が一巡したことになる。AAED/IFED全体では約600名の参加者があり、そのうち日本からは60名を越える参加があり、IFED大会への日本の貢献を大いにアピールすることができたことは誠に喜ばしいことであった。大会はAAEDの大会場とIFEDの小会場に分かれて同時進行の形をとり、IFED会場はInternational Showcaseと称するセッションとして行われた。3日間で各加盟団体からの代表33名が広い分野に及ぶ内容の講演を行った。日本からは筒井昌秀先生(北九州市開業)と石島 勉先生(北海道医療大学、補綴1)が講演され、その内容が高く評価された。ポスター発表では7題の発表があり、そのうち3題が日本の大学(愛知学院大、新潟大)のものであった。大会前日には2001年AAED会長Dr. Daniel Y. SallivanがIFED理事会の関係者をワシントンDC郊外の高級住宅街にある私邸に招いて歓迎パーティを開いて下さった。また、期間中には会長歓迎パーティがスミソニアン博物館の一つである国立航空宇宙博物館を全館貸し切って行われた。日本の国立博物館では考えられないことであるが、タキシード姿でワイングラスを片手に館内の世界的に有名な展示物を自由に見てまわれた。さすがのアメリカ人もこのような経験ははじめてとのことであった。このパーティではIFED加盟団体の歴代会長と現会長に功労賞の贈呈式が行われた。参加した日本人としてはJAED前会長岩久正明先生とアジア歯科審美学会(AAAD)会長松尾 通先生へ記念の楯が授与された。


日本代表で講演された筒井昌秀先生(左)、石島勉先生(右)

 第1回大会から今回までの間、IFED加盟団体は3団体から18力国20団体にまで成長し、さらに加盟を希望する国あるいは団体の申請があると聞いた。この分野の世界的ネットワークの急速な広がりに驚くとともに、欧米地域とその他の地域との融和をはかるために設立メンバーであるJAEDの役割が問われる時期に入ったことを感じた大会であった。尚、次の第4回大会はヨーロッパに戻って2004年5月にイタリアのベニスで開催される予定である。IFEDの活動状況についてはホームページ(http://www.ifed.org/)を御覧下さい。


筒井先生講演ご苦労様会での諸先生


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