2003年2月号より
メインテーマ「わざと叡智の邂逅:The Art and Science of Esthetic Dentistry」のもと、平成14年11月17、18日に、学術大会を開催することができました。参加者は約300名、器材展示は22社でした。会場は千代田区神田一ツ橋の学術総合センターでした。残念ながら500名収容の大ホールを満席にすることはできませんでした。多くの方々に参加いただけるよう、時間をかけてプログラムを練って参りましたが、事前の案内が遅れたり、宣伝活動が十分にできなかったことで、期待していたよりも少し参加者が少なかったという印象を持っております。大会長として大いに反省し、この場を借りてお詫び申し上げます。
一般演題は21題で、非常にバラエティ豊かな内容となりました。デンツプライ賞には、投票の結果、ライオン歯科衛生研究所の石川氏、今西氏の口臭に関する研究発表が選出されました。口臭までが歯科審美学の中で討論され、評価されるというところが本学会の柔軟なところではないでしょうか。これからも様々な話題を本学会で取り上げていっていただきたいと思います。
会長講演では、本学会の足跡と、石橋会長自らの活動の記録とをリンクさせながら現状を分析し、将来を展望していただきました。教育講演、シンポジウムなども十分な時間が確保できずに、演者の先生方には多大なご迷惑をおかけいたしました。結果的に討論の時間がなくなってしまったのは少し残念な気がいたしました。

特別講演のクライバー教授
個人的には、アルミナやジルコニア系の新材料の普及に対する小田中先生のコメント「技工料金が1万円上昇しただけで、5万円も患者さんの負担が増えるようなことがなければ、きわめて有望な材料で普及も期待できる」というのが、最も印象的でした。また、クライバー教授のご講演では、会長とゲスト参加の田端東京医科歯科大学名誉教授とで、「レジンも見直さないといけないねえ」とお話されておられましたことも、うれしく感じました。
本大会のために多くの先生方や企業の方々にご協力を賜り、学会を大いに盛り上げていただきましたことは大変ありがたく、かつ光栄に存じます。どうもありがとうございました。
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