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2004年 Winter Vol.9 (2004年1月発行)より
第14回日本歯科審美学会学術大会大会長 新谷 英章
準備委員長 冨士谷盛興
平成15年11月1日(土)、2日(日)に広島の地において、メインテーマ「美しい笑顔と審美歯科:Beautiful Smiles in Esthetic Dentistry」のもと第14回日本歯科審美学会学術大会を開催し、無事終了することができました。これはひとえに、日本歯科審美学会および広島県歯科医師会の会員の皆様、ならびに協賛企業の皆様のご指導とご協力の賜物でございます。心より御礼申しあげます。
本大会は、とくに、患者さんを全人的に治療するための「審美歯科の質」というものにスポットを当て企画しました。すなわち、患者さんのこころをいやす審美歯科とは何か、患者さんがいやされる審美歯科とは何かに焦点を当て、患者さんの美しい笑顔(Beautiful Smiles)を得るためには、最新の知識や技術のみならず患者さんの心理も含めその背景にあるいろいろな要素を考慮しなければならないということ、そして術者側もいやされなければ治療の成功はありえないこと等の観点を中心にして構成しました。
初めての試みではありましたが、2日間にわたりアロマに包まれた会場で、リラックス、リフレッシュしながら多数の先生方の講演を拝聴しました。牟田泰三広島大学長による特別講演「星と宇宙」、石橋寛二会長による会長講演「歯科審美の社会的評価に関する一考察」、大山喬史東京医科歯科大学大学院教授による教育講演I「口もとの美」、韓国歯科審美学会会長のJong-Yeop Lee教授による教育講演II「韓国の審美歯科事情」等がございました。また、「審美歯科におけるいや癒し」というテーマのシンポジウムにおいて、東北福祉大学感性福祉研究所の伊藤あづさ講師により「いや癒しの環境」、(株)タカラスペースデザインの武智宗則氏により「いや癒しの診療室」、ティースアート代表の椿 智之先生により「いや癒しの診療室」という内容で活発に討論して頂きました。さらに、テーブルクリニックとして、(株)ハロートゥモロージャパン代表の新野まりあ先生より「いや癒される治療とは。患者さんのこころをつかむ審美治療」と、(株)ジーシーの飯山賢一氏より「ITと審美歯科技工…患者さんの情報を伝達するには」について、実演も含め視聴覚設備を用いながら情報を提供していただきました。その他、漂白関連、レジン・セラミックス関連、包括的審美歯科医療などに関する34題のポスター発表があり、会場は熱気に包まれていました。また、26社にのぼる器材展示もあり、最新の情報を提供して頂きました。
大会初日の午後には、「白い歯と美しい笑顔」のための学術情報を市民の皆様に提供するために、市民フォーラムを広島大学歯学部、広島県歯科医師会、広島県、広島市等の後援で開催しました。同じくアロマに包まれた会場で、リラックス、リフレッシュしながら、「白い歯」と「美しい笑顔」について多方面からアプローチしました。松尾 通副会長による「笑顔は地球語」、ミス日本コンテスト大会委員長の和田優子氏による「ミス日本における美人の変遷」、永井歯科診療室院長の永井茂之先生による「歯を白くするには」等の講演や、2003年度ミス日本グランプリでTVキャスターとして活躍中の相沢礼子さんによるトークショーなども行い、盛り沢山の内容でした。テレビスポットや新聞等によってフォーラム開催の宣伝を行ったりしたため多くの市民の参加もあり、開かれた学会を目指す本学会にとりまして本フォーラムは大変有意義だったと思います。
皆様のお陰様をもちまして、学術大会には韓国歯科審美学会からの10名を含めると約400名、市民フォーラムには約350名(市民約200名、学会関係約150名)の参加者があり、盛会裡に終了することができました。今回の学術大会と市民フォーラムが、参加していただきました皆様のお役に立ちますれば幸甚です。どうもありがとうございました。
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