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2005年 Summer Vol.11 (2005年8月発行)より
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人々の幸福に貢献するために、認定医・認定士の増強を 日本歯科審美学会 副会長 木村幸平 |
わが学会は、歯科審美学を「顎口腔における形態美・色彩美・機能美の調和を図り、人々の幸福に貢献するための教育および学習に関する学問体系である。」と定義し、色々な切り口から展開してきた学際的な学会である。その構成員は、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、研究者、企業人と歯科医療に携わる多くの人々から成っている。
現在の状況に何らかの閉塞感を抱いているのは私だけなのだろうか?歯科界はもとより我が国全体に言える事であるが、歯科医療においては、この閉塞感を打破するために歯科審美が発信源となり突破口になるべきであろうと私は考える。
健康保険制度ならびに歯科医師数の増加などにより、基本的に国民の顎口腔系の状況は歴史的に見て向上し効果をあげてきたが、近年医療費の総枠はその財政的制約から抑制され、特にその中に占める歯科医療費の割合は低迷し、歯科医療の経済的基盤は危うい状況にある。さらに健康保健制度では高度・先進化している歯科医療をカバーする事が出来ず、限界がある。一方、巷では相変わらずバッグや高級車等の「ブランド物」に対する要求は依然として高いのは何故であろうか?
それは、言うまでもなくクオリテーの高さと同時に使用者側のメインテナンスの良さに裏付けられて総合的に評価されているからであろう。
歯科審美学会認定医・認定士をオーラルエステティックコーディネーター(仮称)と位置付け、その質・数を増強する。認定医・認定士は、歯科審美学領域における診断と治療のための高い医療技能(専門性)を修得し、他診療科歯科医師や患者さんからの要請に応じて、総合的な診療計画を立案・提示し、患者さんに適切な指示を与えると共に患者さんからの要求を高めることのできる能力を有する必要がある。
そして各認定医・認定士は、責任の負える範囲を明確にした確固たる専門分野を持つと共に、認定医・認定士相互間のネットワークをシステム的に強固にし、オーラルエステティックコーディネーター(仮称)を中心に連携しあい総合的に治療を進める。この目的を達成する為には、特に予防歯科・口腔外科・矯正歯科等の専門分野等の先生方の更なる本学会への参加を希望したい。
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