ニューズレター

2005年 Summer Vol.11 (2005年8月発行)より

広島大学病院に自費専門の歯科衛生士外来を設置

広島大学病院診療支援部歯科衛生部門歯科衛生士外来 田村 裕子
広島大学病院むし歯・変色歯診療科 冨士谷盛興
広島大学病院主席副病院長 岡本 哲治

 近年、健康志向が高まるなか健康長寿が謳われ、またそれに伴いQOLの増進・高揚が求められています。とくに、生活習慣病であるう蝕や歯周疾患の予防、さらには口もとの美に関心が集まっており、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士等が連携をとりながら口腔ヘルスプロモーションを行う、チーム医療の必要性とその実践が望まれています。
 このような社会ニーズを鑑み、広島大学病院では本年7月1日より自費専門の歯科衛生士外来(仮称)を設置しました。衛生士専外来の設置は、国立大学法人系の病院でははじめてです。設置目的は、歯科衛生士の業務のひとつである予防処置をより積極的に行い、患者に高度なプロフェッショナルケアを提供することです。具体的には、歯科医師とともに歯科衛生士がPMTCを基本に、生活習慣病(歯科)予防、口腔リハビリテーション、歯科エステなどのコースを用意し、患者の口の健康と美を守るべくサポートし、また、入院患者の口腔ケアのコーディネートも行います。そのためにハード面では、個室スペースに衛生士専用ユニットを設置しました。またPMTC、3DSや審美歯科と連携したデンタルマニキュアなどの自費料金を設定しました。
 本院では本年度より歯科衛生士を15名に増員するとともに、本学歯学部附属歯科衛生士学校と歯科技工士学校を廃止し、新たに4年制の口腔保健学科を設置しました。本学科の設置により将来は4年制教育を受けた、より高い専門性を有する歯科衛生士や歯科技工士が誕生することになります。また、本外来の設置により、高い専門性をもった歯科衛生士に活躍の場を提供するとともに、衛生士自身のモチュベーションの向上にもつながるのではないかと期待しています。
 今後、患者がそれぞれのライフステージに相応しい心身の健康と口もとの美を獲得できるよう、さらに健康の維持増進に貢献できるよう活動していく所存です。
今後とも、ご指導、ご支援、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申しあげます。



Back