ニューズレター

2006年 Winter Vol.12 (2006年1月発行)より

鶴見大学歯学部付属病院に『白くて美しい歯の外来』開設

鶴見大学歯学部第一歯科保存学教室  大森かをる(主任)
飯田麻理子・山田有美・鈴木千歳・西出明史・桃井保子

 現在、歯科医療の役割は、う蝕や歯周病などの「治療」の枠を超え、健康を支援することから、歯および口元の美を追及しQOLの向上を目的とした範囲にまで拡大してきています。また、現代社会では、人とのコミュニケーションが欠くことのできない中「美しい口元で笑える」「自信を持って人前で話せる」ことが大変重要になってきています。今、インターネットで「歯のホワイトニング」と検索すると、60万件以上のサイトが紹介され、口元の美しさに対する人々の関心が非常に高いことを感じます。このような社会のニーズに応えるため、当附属病院では、2005年5月10日に、専門外来のひとつとして「白くて美しい歯の外来」を開設いたしました。ここでは、患者さんが自らの力で歯と歯周組織を健康で美しい状態に維持し、心身の健康を増進していけるよう支援しています。この外来は、患者さんがリラックスできるよう、“治療の場”としての診療室とは一味違った雰囲気を持つ空間となっています。専門外来の待合室には、中央に白いソファーが設置され、病院の硬さは感じられません。『白くて美しい歯の外来』のドアを開けると、かすかにBGMが聞こえ、間接照明が生かされた明るい部屋になっています.白を基調とした広々とした個室には一台きりのユニットがあり、その横にはPCのあるテーブルとカラフルな椅子が置かれ,ここで施術前のカウンセリングと施術後の説明を行っています.環境を整えることで、自然に患者さんの美意識や治療への意欲を高めることができると考えています。現在、当外来で提供している主な診療項目は、PMTC、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングおよび歯のマニキュアです。術前のカウンセリングには十分に時間をとり、オーダーメイドの施術方針を立案することで、患者さんが安心して来院できるよう心掛けています。
 今後は、メタルフリーレストレーション、歯肉のメラニン色素除去、さらにセラピーメークなども視野に入れた、幅広い「トータルな美」を展開していきたいと考えています。日本歯科審美学会会員の皆様、これからもご指導の程よろしくお願い申し上げます。


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