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日本歯科審美学会 会長 田上順次 |
石橋前会長より引き継がせていただき、早2年が経過しました。学術大会、セミナー開催、機関紙発行など多くの委員会の先生方はじめ会員諸兄のお力で、学会活動も順調に執行されてきております。心よりお礼申し上げます。
今年になり歯科医学会、歯科医師会ともに執行部が刷新され、これまでにもまして歯科医師会と歯科医学会との連携が強化されるようです。特に歯科医療行政には現在多くの問題がありますが、医療行政の改善のためには、学問的裏づけがないと行政府もアクションを起こすことができません。本会は歯科医学会の分科会ではありませんが、最も患者あるいは人々と近い位置にいる学会と自負しています。人々の期待に応えられるような活動を行うことで、社会的な信頼と支援を得て、歯科界の中での存在感を示すことも可能です。
今秋の中医協においては、混合診療の議論が本格的に行われます。混合診療の禁止という規則自体歯科界で十分に理解されていないようですが、こうした機会を捉えて、学会が意見を積極的に具申してゆくべきと考えます。他学会との協調もできれば、歯科医学会からの意見として提出も可能です。
例えば、唾液検査やレーザー治療など混合診療が認められたとしたらどうでしょうか?唾液検査で、5百円でも千円でも、レーザーによるう蝕除去や歯石除去で千円でも、自由に保険診療に加えて算定が許可されたら、日常の診療で人々には非常に喜ばれ、質の高い歯科医療の提供が可能になります。混合診療で新たに負担増となる料金は、このように誰もが喜んで支払うことのできるように設定することが可能です。
絶えず新しい技術や材料を日常診療に取り入れて、人々の満足度の高い歯科医療を提供してゆけば、人々の信頼を再度回復することも可能です。同時に、制度面でもよくないものはよくないと、ひとりひとりが声をあげることが重要と思います。
もの言う学会でありたいと願ってやみません。
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