ニューズレター

2008年 Winter Vol.16 (2008年1月発行)より

「第31回ASDA米国歯科審美学会」

広報委員会 委員 猪苗代雅俊

 第31回アメリカ歯科審美学会(ASDA)が2007年10月24 日〜27日アメリカ カリフォルニア州リバーサイド郡パーム スプリングスで開催された(写真1)。
Palm Springsはロサンゼルスから車で2時間(約180キロ)ほど内陸に走ったところにある、砂漠に広がるリゾート地。
 パームスプリングスまでの道のりにある高さ45メートルの風車群は風力発電のために立てられており、車での旅行者の目を楽しませる。
 この一帯には100を超えるゴルフ場が点在し、数多くのトーナメントが開かれ、期間中であれば観戦ができるため、せ界のトップ・プレイヤー達のテクニックを見る機会もあり全米の中でもゴルフ天国として有名な街である。また、ネイティブ・ アメリカンによって発見された温泉(Springs)は地名の由来にもなっており、砂漠の真ん中で日本とはまた少し違った雰囲気での入浴が楽しめる。
 カリフォルニアの甚大な山火事が報道される中、不安を抱えながら当会監査役の寺川國秀先生はじめ7名の先生方が日本から参加した。
 今回はASDAに対する貢献が認められ、渡部圭吾先生(札幌)、椿智之先生(東京)が学会よリフェローとして迎え入れられ授与式が行われた(写真2)。両先生には日米の歯科審美学会の架け橋として活躍される事を期待したい。
 大会セッションならびにハンズオンワークショップに於いては、数年前の加熱したホワイトニングブームは本場アメリカでもすでに落ち着きをみせている。
 それに対し新しいものを追求する方向性から、従来からコンセプトを基本的なところから掘り下げる内容が多く見られた。
  ポーセレンラミネートべニアの耐久性の向上に関する基礎的な接着の研鑽であったり、ダイレクトボンディングに関しても基本的なコンセプトをしっかり打ち出し透過性・形態・ 色調・特徴描写・歯面の輪郭またコンポジットの選択・積層・ シェードの捉え方・フィニシングポリッシングの詳細なステップ・衛生士によるメインテナンスに関するテクニック注意事項に至るまで、基本的でありながら熟考された発表やハンズオンが多く見られた。
 会長のDr.lrwin Smigelのセッションではご自分のニューヨークオフィスでの診療風景がムービーで映された。ご高齢にもかかわらず進歩的な考えを基に熱心に診療されている姿には感動すら覚えるものがあった。

左:写真1 
学会プログラム    

右:写真2 
サーティフィケート授与式

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