セミナー

平成17年度 第2回 日本歯科審美学会 セミナー
日本歯科医師会生涯研修認定
すべての人に白い歯を!

これから始めるメタルフリーレストレーション

 患者さんだけではなく、歯科医師にとっても憧憬のメタルフリーによる歯科治療……
 メタルフリーに興味があるものの、なかなかその第一歩を踏み出せないでいる。また、始めてはみたものの、コツとアドバイスが欲しい。そんな皆様のためにこのセミナーを企画しました。どうぞ奮ってご参加下さい。

日時:2005年12月4日(日) 10:00〜16:00
会場:日本歯科大学 歯学部 3号館 九段ホール

   東京都千代田区富士見1-9-20
・JR中央線・総武線、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線、都営地下鉄大江戸線 『飯田橋』駅 下車
・東京メトロ半蔵門線・東西線、都営地下鉄新宿線 『九段下』駅 下車


【講師と演題】


大森かをる 先生
鶴見大学歯学部附属病院専門外来「白くて美しい歯の外来」・主任
鶴見大学歯学部第一歯科保存学教室・助手

トピックス1
『患者さんの喜ぶメタルフリー・ダイレクト・テクニック』



近藤 隆一 先生
東京都目黒区開業 近藤歯科
Leading Dentists Association Chairperson

トピックス2
『メタルフリーで臨床のフィールドを広げよう!!』

松村 英雄 先生
日本大学歯学部歯科補綴学教室第III講座・教授

トピックス3
『メタルフリーを安心して活かすには』


【対象】 歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・学生・スタッフ

【参加費】
 ●事前登録(11月28日(月)16:00迄)
  会員 1000円   非会員 3000円   学生 無料
 ●当日登録
  会員 2000円   非会員 4000円
 学生の参加は事前登録のみとさせていただきます。 歯学部・歯科衛生士学校・歯科技工士学校の学生が対象となります。

【申込方法】
 ●ステップ 1
参加費を指定口座にご入金ください。
〈郵便振替払込〉
 口座番号 00110-8-12908
 加入者名 日本歯科審美学会セミナー委員会
 ●ステップ 2
申込書に必要事項をご記入いただき、払込用紙の受領書と併せてセミナー事務局までFAXにてお送りください。事前登録の締め切りは、事務処理の都合上、11月28日(月)16:00とさせていただきますことをご了承願います。
尚、学生の事前登録は、審美学会会員あるいは学部長・校長からの推薦状を添えてFAX申し込み願います。
  >>> 申込書をダウンロードする(PDFファイル)

【申込先・お問合せ】
 日本歯科審美学会セミナー事務局
 FAX:03-3947-8873  電話:03-3947-8761
 Eメール:gakkai@kokuhoken.or.jp


スケジュール

午前 10:00 開会の辞
午後 13:50 トピックス3
10:10 トピックス1 15:00 休 憩
11:20 休 憩 15:10 オープン・ディスカッション
11:30 トピックス2 16:00 閉会の辞
12:40 昼食・休憩



■大森かをる 先生
トピックス 1 『患者さんの喜ぶメタルフリー・ダイレクト・テクニック』


 人とのコミュニケーションを欠くことができない現代社会では,「よく噛める」「よく話せる」に加え,「美しい口元で笑える」ことが大変重要になってきています.口腔内で審美性を考慮に入れる部位は,年々後方に移行し,最近では,「奥歯も全て白くしたい」という要求をよく耳にします.そして,幸い,材料学的にもその要求にお答えできるようになってきました.しかし,隣接面を含むう蝕にダイレクト・コンポジットレジン修復を行うには,隔壁の使用が必要となります.では,どのような症例に何を使えば良好なダイレクト修復ができるのか,不安になることもあると思います.そこで,今回は,現在市販されているダイレクト・テクニックに有用な器材を様々な症例とともにご紹介します.さらに,昨年11月に発売されたプロビジョナル・ダイレクトベニヤ(歯のマニキュア;「ホワイトコート」クラレメディカル)の塗布方法も合わせてご紹介します.

 当大学附属病院では,患者さんが自身の歯と歯周組織を美しく保っていくことを支援し,さらには心身の健康増進に寄与することを目的として,専門外来内に「白くて美しい歯の外来」を開設しました.現在は,ホワイトニングが中心ですが,最終的にはメタルフリーレストレーションを含めて「トータルな美」をご提供したいと考えています.



■近藤隆一 先生
トピックス 2 『メタルフリーで臨床のフィールドを広げよう!!』


 歯科医療は,疼痛除去・機能回復を目的とした「デンタル・トリートメント」だけでなく,付加価値的と解釈される「デンタル・サービス」という要素にも対応できる時代となりつつあります.その理由として,接着理論と技術の向上が大きく貢献していることに加え,新世代素材の登場歯やホワイトニングにおける治療様式の確立などを挙げることができます.換言すれば,歯科医が自然観溢れる美しさをクリエートできる体制が整ったとも言うことができ,これは単にメタルアレルギーの有無と言った理由からではなく,健康志向の世の中にあって「金属を口腔内に装着する・金属色が見える」事態を嫌悪する人々の要望にも対応が可能となったことを暗示しています.

 私がメタルフリー・デンティストリーに取り組み始めたのは30年ほど前のこと,アマルガムの使用に疑問を感じたことに始まります.その後は,コンポジットレジンやポーセレンなどの人工修復物がホワイトニング完了時に目立つようになり,より審美性を追及した再治療が必要となったことが大きな理由です.メタル・レストレーションを捨て去ることで見えてきた新しいフィールド,決して難しいことはないにしても,従前の保存修復や補綴処置とは異なるポイントに視点を移す必要がありました.

 今回は「修復に有用な器材」「修復時のコツ」「症例ごとの留意点」などを含めて,あくまでもメタルフリーにこだわった症例を提示してみたいと思います.「実行する・しない」はさておき,学ばなくてはチャンスの女神達も逃げ去ってしまいます.



■松村英雄 先生
トピックス 3 『メタルフリーを安心して活かすには』


 メタルフリー修復には通常コンポジットとセラミックスが用いられます.安心できるメタルフリー修復を提供するには破折しにくく,変色しにくいことがポイントとなります.破折を防止するには材料の強度もさることながら,修復物が歯に良く接着していることが重要です.そのためには接着面の処理と材料の正しい色調選択が必要と思われます.メタルフリー間接修復の場合,装着材料本体の経時的変化およびセメントラインにおける漏洩などが歯冠部の変色に関係します.

 一方,コンポジット,セラミックスともに咬合調整とそれに続く研磨が非常に重要です.研磨が不完全であると,ヤスリを口腔内に装着したのと同じ現象,すなわち対合歯,補綴装置の顕著な摩耗を誘発します.咬合に関与しない部分も平滑でない場合は色素沈着による着色の原因となります.コンポジットによる直接修復はMIを実践できる手法として幅広く用いられています.しかしながら間接修復によるメタルフリー修復は材料の選択,支台歯の状態,接着面の処理方法,防湿など検討されるべき項目が多いです.今回のセミナーでは,メタルフリー修復の勘どころ,落とし穴などについて,実際の症例を通じて紹介します.

 


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